山歩き  十方山 十方山3D  西中国山地 

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瀬戸滝登山口…十方山 2001/1/1 瀬戸滝登山口
  • 十方山(じっぽうざん)1319m:広島県佐伯郡吉和村



昨年の正月は雪が多く、立野のキャンプ場入り口に車を止めて登山口まで歩いたが、今年は道路に雪はなく駐車場まで入ることができた。

私は十方に数え切れないほど登っている。
私の体のリズムにちょうど合っているからかもしれない。

夏の内黒からの縦走。
冬の那須部落から大雪をラッセルしながらの登山。
そして、春の山、秋の山。
いつも、どこからめざしても、十方はあたたかく迎えてくれる。

私が特に気に入っているのが、細見谷からのコースだ。
立野、細見谷、十方林道を経て、くたくたになりながら十方に立つと、ここまでの長い道のりをすべて忘れて、歩き通した充実感がなんともいえない。

内黒から十方、羅漢、恐羅漢を経て内黒へ帰る道も、ゆっくり景色を楽しみながら日帰りできるすばらしいコースだ。

2001/1/1



暗闇の中、ヘッドランプを頼りに、瀬戸滝登山口駐車場を4時20分出発、数分で瀬戸滝との分岐。20分程で瀬戸滝からのルートと合流。30分ほどで登山ルートただ一つの水場に到着して小休止。
しばらくして雪道に変わる。

遭難碑のある五合目に到着、ピークを右に巻いて降りる。雪道が凍って滑る。若干のアップダウンの後、鞍部を越えてピークを過ぎると前方が開けるが、うす暗闇のため、山頂は見えない。

前面に笹原が広がり、昭和59年の遭難碑に到着。
新聞記事で読んだが、遭難した方は広島市の舟入の人だった。
こんなところでどうして遭難されたのだろうと当時思った。
それまで山頂には雪が全く無かったが、1日で大雪になった。
グループ登山の下見に来て遭難したのだった。
翌年の春まで発見されなかった。
山頂はそこから更に10分程登る。
昨年と比べて雪が少ない。昨年は全面雪だった。

6時50分、山頂に到着。

山頂の標識にタッチして、21世紀最初の登山者として“おめでとう”と祝う。厚い雲のため展望は利かない。強い風のため寒い。風をよけて北側へ少し下る。 

登頂もそこそこに、愛用のデジカメで記念撮影しながら、下山開始。寒さのためか、数枚撮るとバッテリーがあがり、デジカメが使えなくなった。

下山途中、五合目の標識を過ぎてまもなく、昨年の正月お会いした方と1年ぶりの再会。
“おめでとうございます”と挨拶して、少し立ち話。

“昨年、道に迷ったでしょう。私もだまされて大回りしてしまった”
昨年は雪が多く目印を見失い、尻まで埋まりながら100メートルほど間違ったルートをラッセルした。彼も私の間違いにつられたらしい。

“昨年先を越されたので、早めに出てきたが、また、先を越された”とのこと。
申し訳なく思いながら、登山の無事を祈ってわかれる。
来年もまたお会いできるだろうか。

下り始めてまもなく、右ひざと、右足の甲を痛めた。このごろ下りで必ず痛くなる。

駐車場に降りたのが9時30分。21世紀最初の登山は無事終わった。

十方山山頂から 2001/1/1

 

山頂の標識 2001/1/1

 

山頂方向 2001/1/1

 

昭和59年12月遭難された永吉さんの碑 2001/1/1

 

遭難碑の側面 2001/1/1

 

立岩山を望む 2001/1/1


五合目から山頂方向を望む 2001/1/1

 

瀬戸滝⇔十方山分れ 2001/1/1