山歩き

2006/7/2
ヨビヤ峠
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三段峡
2017/9/30
恐羅漢山
2019/6/9
死人谷・恐羅漢山

恐羅漢山…砥石川山…ヨビヤ峠 2004/10/24
二軒小屋…旧羅漢山…恐羅漢山…夏焼峠…砥石川山…田代…ヨビヤ峠…二軒小屋

■砥石川山(トイシゴウヤマ)1177m:広島県戸河内

十方林道沿いのテープ

旧羅漢山への入口

 旧羅漢山

 砥石川山 恐羅漢山から

ブナ 夏焼峠への下り

恐羅漢山 1166峯から

 サバノ頭 砥石川山から

砥石川山からの下り

田代川 田代橋から

牛小屋谷 鉄橋から

 ヨビ岩?

本横川 ヨビヤ峠入口 手前は大規模林道

8:17出発 晴れ 13℃

アキノキリンソウ

ツルリンドウ

リンドウ

8:50 登山口
 恐羅漢公園線は台風23号で通行止め。深入山の先の大規模林道から恐羅漢へ入った。大規模林道の舗装は二軒小屋まで。二軒小屋から先は雨で土砂が流され、石の林道になっていた。林道の左右のスギに青テープが巻いてある。いよいよ拡幅のために伐採するのだろう。

 30分ほどで十方山のシシガ谷登山口を過ぎ、100mほどで恐羅漢山登山口。案内板がなくなっており、通り過ぎてしまうところだった。カーブミラーの先に登山口がある。入口から少し先は倒木などで分かりにくくなっているが、要所にテープがあるので迷うことはないだろう。

9:45 焼杉山分岐
 15分ほど急な登りが続くが、やがてスギの植林帯に入り、緩やかな登りに変わる。高度を上げてササ帯に入り、左側の尾根を注意していたが、1271標高点の200mほど手前に、焼杉山への分岐があった。入口に目印のテープがあり、登山道の右側にはスギが立っている。100mほど焼杉山の方向へ入ってみたが、径はない。その先はササとブッシュが待ち構えているだろう。1271峯付近はササが密集しており、焼杉山の尾根へ取り付けそうになかった。

10:15 旧羅漢山
10:55 恐羅漢山
11:50 夏焼峠
12:10 1166峯
12:30 砥石川山

 分岐から30分で旧羅漢山に到着。ハシゴを登り休憩した。少し霞んでいるが、広見山の展望と山の斜面の紅葉が美しい。恐羅漢から二人の登山者が来た。恐羅漢山へ径を進めると、相次いで登山者とすれ違う。恐羅漢山は賑やかだった。そそくさと夏焼峠へ下った。数十名の団体登山二組と幾つかのグループとすれ違う。恐羅漢山頂上はたいへんな混雑だろう。1131ピークの三角点はササの中にあるのだろう。

夏焼峠

中之甲分岐

 夏焼峠を過ぎると、山は静けさを取り戻した。中之甲分岐から急な登りを15分ほどで1166ピークへ到着。登山者が二人、展望を楽しんでいた。写真を撮って砥石川山へ。20分ほどで頂上。山頂手前に「魔の池」がある。戸河内の民話では、「魔の池」には大蛇が住んでいるという。池に水はなく、ぬかるんでいる程度で、トンボはいなかった。昔は水がもっと多かったのだろうか。

 砥石川山からは、深入山や樽床貯水池の周辺の山々、目の前にはサバノ頭が展望できる。「国土地理院の地図には<砥石郷山>とあるが、<郷>の字をあてるのは当を得ていない。この付近では川を、横川ヨコゴウ、赤川アカゴウの如く、ゴウ≠ニ読んでいるので<砥石川山>が正しい」(「西中国山地」桑原良敏)。

13:40 砥石川山・牛小屋高原分岐
14:25 ヨビヤ峠

砥石川山
二等三角点

クリのイガの径

クマの糞?

牛小屋分岐

 山頂から田代へ急坂を下る。傾斜がきついところは滑りながらの下りとなる。田代への径は足跡がなくて、登山者が少ないようだ。径はしっかりしている。田代へ近づくにつれてクリの木が多くなる。登山道はクリのイガが続いている。林間から見える山肌は紅葉で染まっている。径にクマの古い糞が残っていた。クリやミズナラを食べに来たのだろう。

 田代までの下りは思った以上に長かった。少し足にきたようだ。砥石川山・牛小屋高原分岐から田代橋に出てみた。田代橋は1992年3月竣工の鉄の歩道橋だ。橋からすぐ上流は奥三段峡になる。20年ほど前、奥三段峡へ釣り上がったことがあるが、全くアマゴの引きがなく、一匹も釣れなかった。遡上すると堰堤があり、その上は林道になっていて、がっかりして帰ったことがある。田代から林道を下ると三段峡の二段滝、猿飛へ出る。田代橋には中国電力の水位・雨量観測所があった。

 分岐までもどり、牛小屋谷に架かる鉄の橋を渡った。橋を渡るとスグに径が分かれる。牛小屋谷に沿って進むと壊れた木の橋がある。橋を渡らずヨビヤ峠へ向かう谷を登ると、右岸の山道に合流した。牛小屋谷を渡った鉄橋の最初の分岐を左へ行くと、ヨビヤ峠への径のようだ。径はやがて左岸へ渡るところで喪失している。左岸を詰めていくと峠手前で左岸の径と合流した。そこからほどなくヨビヤ峠に着いた。ヨビヤ峠は松林の穏やかな峠だった。展望はない。

15:00 本横川 大規模林道
16:00 二軒小屋

 「田代と本横川を結ぶヨビヤ峠は、かつて田代の子供の通学路であったが、古い歴史を持った峠である」(「西中国山地」)。ヨビヤ峠からの下りはしっかりした山道がある。下りに「呼岩」があるはずなのだが見当たらない。大分下った所に大岩があった。岩の前で手を叩いたり、叫んだり、ホイッスルを鳴らしてみたが反響しない。「呼岩」なのだろうか。通り過ぎたようには思えないのだが。
 幾つか谷を渡って大規模林道へ出た。大規模林道の反対側に小屋がある。本横川へ下るヨビヤ峠からの径は大規模林道で寸断されていた。峠径の出口付近は林道の法面の直上を下るようになっていた。入口にテープを巻いておいた。100mほどで横川橋に出る。横川橋から300mほどで魚切滝。滝の周辺の紅葉がすばらしい。大型バスが下って行く。恐羅漢山で会った団体さんだろう。

マムシグサ

ツルシキミ

カシミールデータ
総沿面距離
14.9km
標高差715m

区間沿面距離
二軒小屋駐車場
↓ 2.1km
登山口
↓ 2.0km
旧羅漢山
↓ 1.0km
恐羅漢山
↓ 3.4km
砥石川山
↓ 1.5km
田代
↓ 1.0km
ヨビヤ峠
↓ 3.9km
二軒小屋駐車場

十方林道

テープのある焼杉山分岐 右側にスギの木

広見山 旧羅漢山から

砥石川山 1166峰から

魔の池

ブナ 砥石川山から下り

 田代橋 左が牛小屋谷へ

田代川

ヨビヤ峠

マツ林 ヨビヤ峠下り

横川橋

横川

 
魚切滝 横川
広見山 旧羅漢山から
田代橋の案内図
内黒峠上空2976mから撮影 カシミール3D(ランドサット衛星画像ETM<2002/5/25>+50mメッシュ 16mm画角93°カメラSTD)
登路(黒線は緯線経線 間隔1分 WGS84 青線は磁北線)