山歩き

立岩ダム…タテイワ谷…立岩山…大休ミの丘
2020/3/21

立岩ダム…タテイワ谷…15番鉄塔…日の平山北尾根…坂原分岐…立岩山…市間山南…大休ミの丘…立岩ダム

■三ノ原立岩(サンノハラタテイワ)760.7m:広島県廿日市市吉和字下山三ノ原立岩(点の記)
■立岩山(タテイワヤマ)1134.9m:広島県山県郡筒賀村大字上筒賀字立岩山(点の記 点名:観音) 安芸太田町

押ヶ垰集落とケルンバット
立岩ダムと12、13番鉄塔
右岸の山道に出る
境谷の鉄橋
水天宮
テケノオク谷の鉄橋
境谷左岸の石垣
境谷を進む
境谷左岸の石垣と標柱
木の階段を登る
鉄塔跡
鉄塔跡から見た大休ミの丘
14番鉄塔
14番鉄塔から山道を進む
15番鉄塔
760.8m三角点
大岩を通る
坂原分岐
日陰に残る雪
小室井山を望む
岩尾根を進む
立岩観音
十方山と立岩貯水池
日の平山
市間山
立岩ダムへの降下地点
ヤドリギが多い
山道に出る
コナラのクマ棚 大休ミの丘
立岩ダムへ下りる地点
10番、11番鉄塔への標柱
立岩ダム右岸
6:45 立岩ダム 晴れ 気温4度
 

7:00 境谷橋
7:20 タテイワ谷
7:35 標柱(14番鉄塔)
7:55 鉄塔跡
8:20 14番鉄塔
8:55 15番鉄塔
9:00 760m三角点
10:05 大岩
10:55 登山道(日の平山北)
11:05 坂原分岐道標
11:45 立岩観音
11:50 立岩山
12:30 1071P
12:45 降下地点
13:25 929P
14:20 ワサビ田跡への山道
14:40 大休ミの丘
15:15 立岩ダム

 立岩ダム駐車場を出発、気温4度。押ヶ垰の断層帯(国天然記念物)の説明板の先に押ヶ垰の集落が見え、その右にケルンバットのピークが見える。ダム堰堤に下りると、貯水池の先に12番、13番、14番の鉄塔が見え、堰堤の上に11番鉄塔が見える。

 堰堤を渡り貯水池右岸の山道に入ると、10番、11番鉄塔への標柱がある。ホオノキの実が落ちている。ヒサカキにツボミが出る。境谷の鉄橋を渡る。小尾根の先端に大きいアカマツがあり、鳥獣保護区の看板がある。そこをV字にカーブすると水天宮の小島が見える。頭上に14番鉄塔が見える。タケノオク谷の鉄橋を渡る。タヌキの溜糞があった。

12番、13番鉄塔
ヒサカキ

 タテイワ谷で山道が消失する。タテイワ谷へ下りて左岸へ渡ると山道が現れる。タテイワ谷左岸を進む。スギ林下に石垣が残る。左岸のスギ林を進む。石垣が谷で終わった所で谷を進む。15分ほどで左岸の石垣に14番鉄塔への標柱が立っていた。そこから山道を登る。

 木の階段が続く。東側に13番鉄塔が見える。植林地を進み、鉄塔跡の基礎が残る石垣に出た。眼下に水天宮、キリイシのタキの尾根が見える。大休ミの丘の平坦地が見える。山道を登り14番鉄塔に出る。打梨六日市線のプレートが付いている。大休ミの丘を望む。

水天宮
タヌキの溜糞
14番鉄塔への標柱 境谷左岸

 14番鉄塔から植林地の山道を進む。小谷の水源に下るとイノシシの足跡があった。14番から30分ほどで15番鉄塔。15番の尾根に出ると、上流から吹き抜ける風が強い。横風を受けながら760m三角点に進む。ミヤマシキミが小さいツボミを付ける。

 植林地を進む。西側に山道が入っている。ゴーロを通り大岩の所に出る。ブナに掛かった鋼のロープがピーンと張っている。大きいブナを過ぎる。イワガラミの花穂が落ちている。ササを分けて日の平山北の登山道に出た。

 坂原分岐に進む。坂原への道標が加わっている。ミヤマシキミの真っ赤な実が多い。日陰に雪が残っていた。小さい糞の塊があった。鞍部を過ぎると東側が開けてくる。岩場を登る。立岩観音を回り、ロープを持って崖を登る。眼下に立岩貯水池と十方山が見えてくる。日の平山も見える。

イノシシの足跡
ミヤマシキミ
イワガラミ

 坂原分岐から45分ほどで立岩山。市間山の向こうは少し霞んでいる。眼下に押ヶ垰集落が見える。山頂のヤマグルマの実はもう落ちたのか見えない。雪が残る登山道を進む。ミズナラのクマ棚が残る。ブナの倒木を過ぎる。市間山への登山道の途中から尾根を西へ下る。

 背の低いササ尾根を下る。イワガラミが落ちている。920m付近にヤドリギが多い。植林地を下り929mピークに進む。目印の大ブナを通過。地面からギンリョウソウの頭が出ていた。アセビが多い尾根を下る。黒いクマ糞があった。枝で突くと固い。古い糞だった。

立岩山
ヤマグルマ
ミズナラのクマ棚 尾根の登山道
ミヤマシキミ

 境谷水源のワサビ田跡に通じる山道に出た。ヒサカキにツボミが出ている。下って行くとコナラにクマ棚が多い。幹に爪痕が残る。タユウ谷水源の湿地までコナラのクマ棚が続いていた。湿地の淀んだ水路はヒキガエルの卵で一杯だった。

 水路を飛び越え西へ進む。背の低いエゾユズリハが点在する。植林地を通り、10番鉄塔の標柱の所に出る。ここにもクマ棚がある。ダムへ下りる山道へ出る。ヤブコウジが赤い実を付ける。眼下にダムが見える。ホオノキの実がたくさん落ちている。ジグザグ道を下り10、11番標柱へ下りる。大休ミの丘から30分ほどで立岩ダムへ帰着。 

870m付近のブナ
ギンリョウソウ
クマ糞 760m付近
コナラのクマ棚 大休ミの丘
コナラの爪痕
ヒキガエルの卵 大休ミの丘
大休ミの丘の湿地の水路
クマ棚 大休ミの丘
エゾユズリハ
ヤブコウジ


■地名考

 「ニブ」は、広島県では、アカガシ、アラカシ、イチイガシ、ウバメガシ、ウラジロガシ、シラカシなどの方言である。

 「ニブキ」は、 愛媛県浮穴地方 愛媛県浮穴地方で、薪になる細い木の呼称(『民俗語彙データベース』)。

 「ニブ木」クヌギの薪と炭(愛媛県肱川町)

 「豊かで、ゆるやかな肱川の流れを利用した水運が、小丸太の用材生産に特色のある肱川林業を育てた。なかでも代表的林産物は、ニブ木といわれるクヌギの薪(まき)と、伊予の切炭として、愛用されてきたクヌギを原木とする木炭である。このことは、スギ・ヒノキ・マツ林の育成とともに、地域の人々が、いかに自然条件に適したクヌギの植栽に熱心に取り組み、手厚い保護を加え育成してきたかを物語っている(『愛媛県生涯学習センター』HP=クヌギ森の産物=肱川町)。

 「雑木のニブ木」(肱川の河舟・肱川舟運史)
 
 「下りは、上流の坂石・鹿野川地区からは樫・椎の用木、雑木のニブ木や薪・木炭などの林産物、中流の菅田・五郎・八多喜地区からは穀物・野菜・まゆ・杞柳などの農産物が積み出された(データベース『愛媛の記憶』)。

 「アカガシの方言」に、ニブ、オオガシ、クマカシ、オオバカシ、ハビロがある(榾場調査報告書)。
 (財団法人日本きのこセンター 菌蔓研究所調査資料 愛媛県喜多郡長浜町、肱川町における榾場調査報告書・昭和49年度調査)。


 「ニブ」の方言

 「ニブ」=ひしゃく(柄杓) 
 沖永良部島、久高島、今帰仁、首里・那覇

 「ニブ」=幹 今帰仁

 「チニブ」=竹垣 沖縄方言

 「ニブ」=眠る 八重山語・宮良方言
 
 ニュウ ニブ(鈍) 緩傾斜地 伊賀村の小字
 ニュウノ 「入会の草刈地がある緩傾斜 地」


 「ニブ」のアイヌ語

 nip ニプ 柄(アイヌ語小辞典)

 ku-nip クニプ 弓・柄(ツリバナ)

 nipu ni-pu 薪を立てかけてある様子(小屋のような形になる)
 ni-pu 木・倉
 nihum ニフム 棒っ切れ、棒、丸太(アイヌ語方言辞典)

 nihum ニフム 丸太、棒、木片(アイヌ語電子辞書HP)

 hum (所属 humi, humihi) 1.音、感じ、様子 2.片 切れ端

 ni-pe ニペ 木の汁

 ni-perpa 薪割り

 ni-pisakku 木の柄杓

 nitus 柄杓 nit-us 柄がついている
 nitus ニトウシ 手桶、水汲桶

 フダリ 柄杓 八重山 クバの木
 ウブル 柄杓 与那国島 クバの葉


 バリタリマキ(ミズナラ)
 
(広島県佐伯郡吉和村方言)

 広島県佐伯郡吉和村で、みずならの木。炭に焼こうとするとじゅうじゅうと水を出す。バリは尿をすること(『民俗語彙データベース』)

 バリタレノキとも呼ぶ(広島県)。

 山口 小便をバル
 柳井 ヨバリ 夜+バル 寝小便
 広島 屁をヒル
 宮崎 小便バル
 高知 よばる 寝小便する・漏れる

 (『昔の茨城弁集』から)
 『放る』(まる)。
 くすまゆん:糞をする:沖縄。『糞をまる意味』意味。
 ばりをつく:小便をする:宮城。近世語。
 ばりをはしよる:女が立ち小便する:福井。『はしよる』は『端折る』(和服の褄(ツマ)などを折りかかげて帯に挟む)の意味。
 ばる:小便する:島根・広島・山口・高知・福岡・宮崎。
 『ま』と『ば』は音通するが名詞形としての『ばり』の存在によって生まれた方言とも見られる。
 ばる:大便をする:高知。
 ・まる:大小便をする:岩手・長野。
 まる:小便する:岩手・長野・愛知・島根・福岡・熊本。
 ・まる:沖縄宮古島。
 ・むる:茨城。

 マル、バルは全国で使われているようだ。

 バリ 小便 古語ゆばりの転 関東・中部・近畿・中国・四国・九州など。

 ゆまり 「ゆ」は湯、「まり」は排泄する意の動詞。「ま(放)る」の連用形の名詞化。小便。ゆばり。いばり。

 「伊弉諾尊乃ち大樹に向つてゆまる」(日本書紀)。

 ゆばりは、「ゆまり」の音変化


 「マル マリ バル バリ」は、古代から使用されていた。

 ユマリがユバリ、ヨバリ(夜バリ)などのように変化したと思われる。


 アイヌ語、paru パル は、「あおぐ」「振って散らす」の意。

 murhi rera paru ムルヒ・レラ・パル
 糠が風で飛ばされる

 par パル 花が散る

 ko-ho-parparu コホパルパル 陰部を見せる
 ho-par-paru ホパルパル 着物をばたばたさせる

 par パル 口・入口

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カシミール3Dデータ

総沿面距離10.9km
標高差633m

区間沿面距離
立岩ダム
↓ 4.9km
日の平山北
↓ 1.4km
立岩山
↓ 1.6km
市間山南尾根
↓ 3.0km
立岩ダム
 

 
小室井山
立岩観音
立岩貯水池と十方山
市間山
 
登路(「カシミール3D」+「地理院地図」より)