山歩き

飯山…鬼ヶ城山…黒滝山…オハチ山
2012/6/10

飯山…平岩…オニガジョウ…鬼ヶ城山…平岩…相波峠…ボウシタキ…黒滝山…コ谷…針山…イイノ峠…オハチ山…チャウス原…飯山

■鬼ヶ城山(オニガジョウヤマ)1030.9m:山口県玖珂郡錦町大字宇佐字鬼ヶ城(点の記) (岩国市)
■黒滝山(クロタキヤマ)896.5m:山口県玖珂郡錦町大字大原字黒滝平(点の記) (岩国市)

河内神社の巨木
鬼ヶ城山
平岩
三つ岩
上から見たオニガジョウ
下から見たオニガジョウ
鬼ヶ城山
羅漢山 鬼ヶ城山から
鬼ヶ城山南面の懸崖
旧道の平岩
旧道の石垣
相波峠
831三角点(点名:馬山)
ボウシタキ東の展望岩
展望岩から見た黒滝山
黒滝山北の展望地から見た鬼ヶ城山とボウシタキ
小五郎山 黒滝山から
左大将陣山 右向峠 黒滝山から
黒滝山
山道のアオダイショウ 2mほど
板押造林地
針山川の車道を上がる
イイノ峠
オハチ山山頂直下の岩
オハチ山
アカナメラ水源に入る林道
木橋を渡る
林道の出た
6:00 飯山 晴れ 気温11度
 

6:35 平岩
7:15 オニガジョウ
7:45 鬼ヶ城山
8:30 平岩(旧道)
9:20 相波峠
9:40 831三角点(点名:馬山) 
10:15 展望岩(ボウシタキ東) 
11:00 黒タキ山 
12:30 コ谷入口 
12:45 針山 
13:20 イイノ峠
13:35 オハチ山  
14:00 林道分岐
14:10 林道終点
14:45 林道
15:15 飯山


 飯山の河内神社を出発。神社に「天然記念物 飯山・河内神社の社叢」と書かれた標柱が立ち、その横にスギの巨木がある。車道を進むと、鬼ヶ城山の頭が見える。車道から植林地の林道に入る。稗原峠に上がる林道の分岐を過ぎて、次の林道の分岐を右に進むと間もなく終点。

 小川の右岸に平岩がある。表面がウロコ状になっている。左岸の山手に大岩があり、岩の表面にたくさんの突起がある。この突起状の岩は小川の上流にも点在する。この岩は三つ石、三つ岩、ふとり石、物言石などの呼名がある。

 三つ石の奥に夫婦滝の地名があるが、奥は涸れた小川で滝は無い。この辺りは広い平坦地の植林地である。登山道は874ピーク西の鞍部を通り、小尾根を登る。コアジサイが咲き始めている。20分ほどでオニガジョウの大岩。山手から大岩を時計回りに一周してみた。鬼ヶ城は「鬼の住んでいる洞穴のある山」(『西中国山地』)の意であるが、洞穴は無く、大岩の中央が裂けているところに特徴がある。

フタリシズカ
コアジサイ

 オニガジョウからほどなく鬼ヶ城山。南側に羅漢山のレーダーサイトがくっきりと見える。一休みして南側の急なササ薮を下と、ヒノキ林に入り、さらに下っていくと懸崖がある。植林地はスギ林に変わる。40分ほどで薮と化した旧道に出た。西側の谷の道の上下に懸崖があり、それが平岩のようであった。この辺り、山が崩れて道を覆っていた。

 旧道を進むと、小谷の右岸に石垣が残っていた。大岩を通り、50分ほどで相波峠。道は東へ延びているが、ここから県境尾根に入る。ヒノキの植林道を進む。ほどなく831三角点(点名:馬山)。県境尾根は薮が無く、植林道が続く。822ピークを過ぎると、帽子のような岩の展望地に出る。ハート形の黒滝山が南に見え、西へ小五郎山への展望がある。ボウシタキは見えないが、展望岩の西側の懸崖のことと思われる。

ウスノキ
ヤマグワ

 一端下って登り詰めると大岩がある。黒滝山北の展望地に出た。ボウシタキの懸崖が見える。鬼ヶ城山の東側の展望が開ける。黒滝山へ進むと西側への展望が広がる。山を縫う高速道の先に向峠の平坦地が見える。三角点のある黒滝山に進む。蜂がうるさいので、早々に県境尾根の東の踏み跡を下った。東に進むと山道の分岐に出た。839ピークの東を通る山道を進み、コ谷の水源に出た。大きいアオダイショウが山道を塞ぐ。

 コ谷の植林地の水源を下る。炭焼跡を過ぎて板押造林地に出た。板押の地名はヒナタゴヤ峠の北側にもあるので、かなり広い範囲を呼ぶようだ。左岸の植林道を下り、ワサビ田跡を過ぎて、中道川の車道に出た。15分ほどで針山。ハリヤマ川の車道を進む。集落を過ぎて林道に入る。鉄塔へ上がる道を過ぎるとイイノ峠。そこから植林地の急な尾根を登る。頂上直下に板を積み重ねたような岩がある。

 山頂は展望は無い。西の小尾根を下る。鞍部から北のササ薮を下る。林道へ出ると道の分岐があり、アカナメラの谷の北の水源に林道が延びていた。水源の植林地を進むと、ほどなく終点。左岸の山道を進むみ、木橋を渡る。チャウス原はササ薮となっている。植林地の水源を通り、林道に出た。そこからほどなく、朝通った林道の分岐に到着。

コガクウツギ
ヤブウツギ
ミズタビラコ
ノイバラ
サラサドウダン
サルトリイバラ
キショウブ
ギンリョウソウ
ヤマナシの葉裏のカタツムリ 殻直径4mmほど



地名考

 日本の縄文語(日本列島共通語)を受け継いだのは、アイヌ語系民族であった。

 アイヌ語によって西日本の古い地名が合理的に説明できることは、その一つの証でもある。

 西中国山地にアイヌ語地名が存在することは、その地名は縄文時代から呼ばれていた可能性のある地名と思われ、またアイヌ語地名が存在することは、その地名の周辺に縄文遺跡が存在することを予見している。


 周辺の縄文遺跡は、頓原の北側の高速道沿いに頓原遺跡、頓原東遺跡、焼山川沿いに焼山1号〜4号遺跡の四つの遺跡、汐谷遺跡、半坂遺跡、飯山貯水池遺跡がある。

 飯山貯水池周辺では北岸から東岸にかけて、縄文土器・石鏃などが採集されている。頓原遺跡は旧石器時代から縄文時代早期の原産地における石器製作遺跡と考えられている。半坂遺跡は縄文時代早期を中心とする遺跡、焼山3号遺跡では、安山岩のほか黒曜石製の石鏃・剥片が出土、焼山4号遺跡では安山岩製の石鏃・スクレーパー・楔形石器・剥片が採集された(『冠遺跡群X』広島県教育委員会・広島県埋蔵文化財調査センター)。

 吉和の縄文遺跡

★冠遺跡(旧石器・縄文早期)
  石器製作遺跡

★飯山貯水池遺跡(縄文土器・石鏃)
  縄文土器・石鏃

★お鉢山遺跡
  翼状剥片

★頓原遺跡(旧石器・縄文早期)
  原産地における石器製作遺跡

★焼山遺跡
  黒曜石石鏃

★汐原遺跡

★半坂遺跡(縄文早期・土壙)

★石原遺跡(弥生・縄文)

平岩表面


●平岩(ヒライワ 三つ岩付近)
 hi-ra-us-iwa
 ヒライワ
 そこに・鱗・群在する・岩

●平岩(ヒライワ 鬼ヶ城山南の旧道の岩崖)
 pira-iwa
 ピライワ
 崖・岩

 旧道にある谷が岩崖になっている。

三つ石表面
三つ石表面
三つ石


●三つ石(ミツイシ)
 pit-us-iwa
 ピツウシ
 小石・群在する・岩


●三つ岩(三つ石別名) 
 pit-us-iwa
 ピツイワ
 小石・群在する・岩


●ふとり石(フトリイシ 三つ石別名) 
 putu-rit-us-i
 プトリウシイワ
 その川口に・根・群在する・岩

●物言石(モノイウイシ 三つ石別名) 
 mo-nuy-us-iwa
 モヌイウシ
 小さい・炎・群在する・岩

上から見たオニガジョウの裂け目
上から見たオニガジョウ
オニガジョウの中
オニガジョウの西側の岩の裂け目


●オニガジョウ 
 onne-kamuy-so
 オネカショウ
 大きい・神・岩

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カシミール3Dデータ

総沿面距離15.1km
標高差431m

区間沿面距離
飯山
↓ 2.9km
鬼ヶ城山
↓ 1.7km
相波峠
↓ 2.0km
黒滝山
↓ 4.5km
お鉢山
↓ 4.0km
飯山
 

 
 
 
下から見たオニガジョウの岩の裂け目
旧道の平岩
鬼ヶ城山とボウシタキ 黒滝山北の展望地から
黒滝山北の展望地から
   鬼ヶ城山                     十方山      立岩山           小室井山     板敷山
黒滝山から
      小五郎山                    安蔵寺山 鉢の敷山                     茅帽子山
高鉢山                             矢筈山
黒滝山から
  大将陣山   平家ヶ岳                          鈴ノ大谷山 築山   鹿足河内
 
お鉢山遺跡の概要 広島県HPから
 
登路(薄茶は900m超 茶は1000m超)  「カシミール3D」+「国土地理院『ウォッちず』12500」より