5:20 186号線駐車地を出発 曇り 気温12度
コガクウツギ |
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5:25 立岩谷入口
6:10 左谷分れ
7:30 ドンデ谷
9:15 日の平山
10:00 タケノオク谷鞍部
10:20 立岩山
11:20 鞍部分れ
12:30 左谷分れ
12:50 出発点
薄暗い186号線の駐車地を出発。筒賀川沿いにアオダモが咲いていた。立岩谷に入ると樹林の中はまだ暗い。ミズキ、トチノキ、アオダモが花を付けている。
タテイワ谷の左谷へ下りると、入口は小滝となっている。左岸から越える。さらに小滝を越えて進む。アオダモ、ミズキの花が咲く。連続する小滝を進む。アオダモが点々と花を付けている。
倒木を越えると大きい滝がある。周辺のアオダモが花を付ける。左岸を巻いて滝上に出た。滝上で谷はドンデ谷と左谷に分岐する。どちらも小滝となって落ちている。左谷へ上がり、ドンデ谷の滝上へ下りた。
アオダモ |
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その辺りから谷は平坦となる。大きいスギの分岐を、小滝を越えて右へ進む。この辺りからスギ林となる。谷はスギの倒木で埋まる。小滝を越えたところで、日の平山の尾根に取り付く。
ブナが少し残るスギ林を登る。所々斜面が崩壊し、スギの倒木で埋まっている。スギ林の中でオトコヨウゾメが咲き、イタヤカエデの小木が葉を伸ばす。スギ林と薮を抜けて山頂に出た。十方山山頂は雲が掛かる。
オオバアサガラ |
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一休みして登山道を進む。オトコヨウゾメが多い。ウリハダカデが花をぶら下げる。笹が開花していた。コバノガマズミの花が残る。立岩山に近づくとドウダンツツジが咲く。立岩観音を通り、イワカガミの残る尾根を進む。
日の平山の先に女鹿平山が見えるが、その先の冠山は雲で見えない。十方山山頂は雲が掛かる。尾根沿いにアオダモが咲いていた。立岩山周辺もアオダモが咲いていた。ヤマグルマが花を付ける。市間山の先は雲で霞む。
ベニドウダン |
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立岩山山頂周辺はアオダモが多いところである。山頂東の鞍部へ下りた。鞍部から東はキハダの群生地となっている。右谷水源のスギ林を下る。大きいオニグルミがあった。村人の参道であったタケノオク谷鞍部へ上がる谷の分岐に出た。そこから少し下ると壊れた橋に出る。その辺りから右岸に踏み跡が残っている。右谷右岸に続く参道である。
高い右岸から見る限り、アオダモがなかった。アオダモは左谷に多いようであった。参道は下の小滝の手前で終わり、谷へ降りて滝上に出て、左岸を下る。谷を下っていくと右岸に踏み跡がある。立岩山登山道を下る。アサガラが花を付け始め、コガクウツギが咲く。ほどなく立岩谷入口に出た。
■地名考
日本の縄文語(日本列島共通語)を受け継いだのは、アイヌ語系民族であった。
アイヌ語によって西日本の古い地名が合理的に説明できることは、その一つの証でもある。
西中国山地にアイヌ語地名が存在することは、その地名は縄文時代から呼ばれていた可能性のある地名と思われ、またアイヌ語地名が存在することは、その地名の周辺に縄文遺跡が存在することを予見している。
●タテイワ谷
●三の氏山(ミノウジヤマ・立岩山古名:江戸末期)
実乗観音『芸藩通志』(1825年)
「ミノジ」「ミヨウジ」「ミヨジ」の観音(吉和村側)
日の平山の南北にタテイワ谷がある。地形図では日の平山が「立岩山」となっているが、「タテイワ谷」の山と考えることもできる。「三の氏山」が立岩山山頂の「立岩」のことである。
立岩山『書出帳・上筒賀村』(1819年)
立岩山『芸藩通志』(1825年)
三の氏山(ミノウジヤマ)『吉和村絵図』(江戸末期)
カシミールデータ
ミズタビラコ |
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総沿面距離6.8km
標高差604m
区間沿面距離
186号線駐車地
↓ 1.1km
左谷分れ
↓ 1.3km
日の平山
↓ 1.5km
立岩山
↓ 2.9km
出発点
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