山歩き

盆手山…ハチガ谷の頭…市間山 2008/1/5
上本郷…盆手山…明ヶ崎…ハチガ谷の頭…市間山…市間山登山口…上田吹…水路橋…上本郷

■市間山(イチマヤマ)1108.8m:広島県山県郡筒賀村大字上筒賀字市間山(点の記) 安芸太田町

明神橋から見た盆手山
墓所から本郷を見下ろす
盆手山
尾根を横切る電気柵

                  内黒山       薮ヶ迫山

中電 鉄塔
明ヶ崎
ハチガ谷の頭
打梨発電所と奥三ツ倉
登山道のブナ
ヒノキ林を進む
ハチガ谷の頭
市間山登山道 ノウサギの足跡
市間山
7:30 上本郷出発 晴れ 気温−2度
 
ガマズミ?

8:15 盆手山
10:45 明ヶ崎三角点
12:30 885P
13:20 ハチガ谷の頭
14:25 市間山
15:15 市間山登山口
16:25 上田吹
16:50 田吹水路橋
17:20 上本郷


 恐羅漢公園線の入口を出発、明神橋のすぐ先に盆手山がある。気温マイナス2度の道は凍り、滑りやすい。専正寺の下手を通り、山手に上がると墓所がある。そこから本郷の町を見下ろせる。墓所の上の竹林とスギ林の中を登った。スギに巻きついた蔓が、幹を締め付けている。

 盆手山山頂はアンテナが立っている。盆手山は四等三角点。戸河内の民話に「盆手山」がある。

 「この町は、川辺の狭いところにあり、裏には盆手山という、小山が突き出ています。昔から人々は、この山を取り除くことができたら、広くなるがなあと言っていました」

  宮島の女神の「明神様」お願いして、盆手山を取り除いてもらうが、これを見て胸のおさまらぬ「天狗さん」が元に戻してしまう話である。明神橋にある社には、宮島の女神のお子様がおまつりしてあると言う。

 くるぶしほどの雪の尾根を下ると、鞍部の南側から林道が上がっている。北側は太田川がすぐ下を削るように蛇行している。尾根を少し進むと電気柵に阻まれた。電気柵は太田川から上がり、尾根を少し登って、田吹側へ降りていた。電気柵を飛び越えて尾根を進んだ。
 
 スギ林、ヒノキ林中を踏み跡が通っている。尾根から内黒峠へ上がる車道が見える。北側の尾根の植林帯が歯が抜けたように崩れ落ち、スキーコースのような白い斜面となっている。ソヨゴが赤い実を付けていた。内黒山、薮ヶ迫山が見える。

ヤドリギ

 太田川から上がる水路トンネルを越えると、ほどなく鉄塔に到着。松林の先に鍋山が見える。少し先に進むと、中国電力の鉄塔への道を示す標柱がある。そのすぐ横を田吹側から上がる掘り下げた道が尾根を通っている。その道を登り、明ヶ崎三角点(四等・下田吹)に到着。

 尾根を進むと道は北側へ降りている。この掘り下げた道は田吹と打梨を結ぶ馬道であったと思われる。ピンクの実を付けたヤドリギの枝が落ちていた。前方にハチガ谷の頭が見えてきた。その尾根が降りる下に打梨発電所が見える。その先に煙る奥三ツ倉があった。

 744ピークを越えて尾根を進む。元旦の雪はこの数日の内に堅くなり、カンジキを履くほどでない。アチコチでスギに積もった雪が落ちてくる。ガマズミであろうか、干からびた赤い実が残っていた。885ピークを通り、ヒノキ林を進む。盆手山から5時間ほどで、ようやくハチガ谷の頭に着いた。

 植林帯の中のハチガ谷の頭から、明るい市間山の登山道へ進んだ。登山道はテープが巻いてある。ノウサギがラッセルした道を進む。ノウサギが木の根元の枯葉をひっくり返した跡がある。日の差す樹林を進んだ。山頂直下のブナは枯葉がそのまま残っていた。ハチガ谷の頭から1時間ほどで、ノウサギの足跡のある山頂に到着。

 コーヒーで一服の後、登ってきた道を下った。テープに沿って下り、50分ほどで市間山登山口の林道に出た。前方に石堂山の北の山を見ながら林道を下った。真ん丸い鍋山が見える。「作業道 上田吹西平線」の看板がある。田吹川左岸の林道を下る。

 上田吹を眼下に見下ろす高台に出た。遠く大平山が見える。上田吹の最奥の集落から除雪してあった。民家のおじさんに聞くと、今年は雪が少ないと言う。崩れそうな社を過ぎる。段々畑を下った。振り返ると牛首の方の段々畑が白黒の線を構成していた。市間山登山口から2時間ほどで上本郷に帰着した。

枯葉を残したブナ
石堂山北の山
鍋山
上田吹と大平山
上田吹の段々畑
水路橋


地名考

●盆手山と田吹川(タブキガワ)

○盆手山 ボンテヤマ

 pon-tu ポン・ト 小・山

 「ポン・ト」は、アイヌ語で「小・山」「小さい・尾根」の意。小山のアイヌ語に「タプコプ」がある。「たんこぶ山」「小山」「丸山」「孤山」「小円山」「小丘」などと訳されている。田吹川は盆手山の下を通り、太田川へ流れている。

○田吹川
 tapkop-kes-kus-nay
 タプコプ・ケシ・クシ・ナイ
 タンコブ山の・下を・通る・川

○田吹川
 tapkop-enkor-kus-nay
 タプコプ・エンコル・クシ・ナイ
 タンコブ山の・鼻先を・通る・川
 (北海道沙流郡 tapkop-enkor-kus-nay)


●ハチガ谷の頭(カシラ)

○ハチガ谷
 has-kar-nay
 ハシ・カル・ナイ
 潅木を・取る・川

○ハチガ谷の頭
 has-kar-nay-ka-us-sir
 ハシ・カル・ナイ・カ・ウシ・シリ
 ハチガ谷・の上・にある・山

●市間山
 i-chima-ta-us-nay
 イ・チマ・タ・ウシ・ナイ 市間谷の山

 ichan-pa-oma-nay
 イチャン・パ・オマ・ナイ 市間谷の山

○イチマ谷
 i-chima-ta-us-nay
 イ・チマ・タ・ウシ・ナイ
 そこで・ウドを・取る・いつもする・川

○イチマ谷
 chan-pa-oma-nay
 イチャン・パ・オマ・ナイ
 イワナヤマメ産卵場・の上手・にある・川

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カシミールデータ
総沿面距離14.3km
標高差825m

ソヨゴ

区間沿面距離
上本郷
↓ 1.0km
盆手山
↓ 4.5km
ハチガ谷の頭
↓ 0.9km
市間山
↓ 1.5km
市間山登山口
↓ 6.4km
上本郷
 

 
       内黒峠             内黒山          薮ヶ迫山
                      キリイシのタキ                奥三ツ倉
                    打梨発電所
登路(青線は磁北線 薄茶は900m超 茶は1000m超)