山歩き

松の木峠…相波峠…鬼ヶ城山…イシキド峠 2007/6/3
松の木峠…吉和地…林道終点…林道終点…柏原橋…馬山三角点…相波峠…鬼ヶ城山…稗原峠…イシキド峠…松の木峠

■鬼ヶ城山(オニガジョウヤマ)1030.9m:山口県玖珂郡錦町大字宇佐字鬼ヶ城(点の記) (岩国市)

松の木峠 冠山登山口
林道入口
スギ林の林道
ワサビ田
ハシガ谷水源のウグイスカグラ
ハンショウズル
竜ケタキと茅帽子山
林道の崩壊

林道終点

ホソバラノ谷水源
柏原橋から冠山方向
馬山四等三角点
相波峠
ササの尾根
鬼ヶ城山
イシキド峠付近の牧草地
カシワの木
レンゲツツジの碑
万草ヶ原三等三角点
冠山方向 冠高原スキー場から
マタタビ
6:50 松の木峠出発 曇り 気温13度

レンゲツツジ 

10:20 林道終点(新五郎畑)
10:55 林道終点
12:35 尾根へ
13:10 相波峠
14:15 鬼ヶ城山
14:50 稗原峠
15:50 イシキド峠
16:10 松の木峠


 ナナカマドの咲き残る松の木峠から、ジグザグ道の434号線をしばらく下ると鎖止めの林道がある。林道入り口のマタタビは葉が白くなっているが、花はまだ小さなツボミである。スギ、ヒノキの林道を上がった。スギに巻きついて花が咲いているのはツルアジサイ、まだツボミはイワガラミのようだ。

 吉和地、ヒヨリ谷の水源を過ぎた先に「作業道ようたあ線」の標柱がある。コジャノメが留まっていた。コガクウツギ、コゴメウツギの花がまだ多い。谷の水源はワサビが栽培されている。この林道はワサビ田管理の林道でもあるようだ。林道の開けた所から宇佐辺りの町が見える。アサガラの花がぶら下っていた。

フタリシズカ
サワギク
オオバヤシャブシ

 鬼ヶ城山登山口の道標がある。稗原峠へ上がる道である。その先のハシガ谷の水源の西側の尾根に降りてみた。スギ林の下にウグイスカグラが一本あった。周辺には見当たらない。小さな青い実を付けていた。少し先の林道下にも数本のウグイスカグラがあった。林道沿いはスギ、ヒノキの植林帯だが、日が入ってくる林道の縁の林下にウグイスカグラがあるようだ。

 岩に座って休んでいると、足下にイチゴのような実が見えた。地面に近づいてよく見るとハンショウズルだった。林道の崩壊したところから西側の林間が開け、竜ケタキの岩崖と茅帽子山が見える。

 林道下10mほど山の斜面を、林道の終点に向かって歩いてみた。コバンノキが赤い花を付けていた。約20本ほどのウグイスカグラがあった。林道終点から尾根を下った広葉樹林下にウグイスカグラの群生地がある。

アサガラ
イタチハギ
ハハコグサ

 林道終点から西の尾根を下った。林下にはコバノフユイチゴの白い花が咲き乱れていた。スギ林を下り、涸れ沢のホソバラノ谷を渡って、2万5千地形図にある林道の終点に出た。舗装された林道を少し下ると、「段ノ原線」の林道が上がっている。コアジサイのツボミが出ている。高速道に出ると、先週までツボミだったウツギが一斉に開花していた。

 高速道を潜り、車道を上がる。スイカズラが咲いている。山の斜面がマタタビで、花が咲いたように真っ白になっていた。高速道の上を通る柏原橋を渡った。舗装された道が山腹へ上がっている。この道は途中から、2万5千地形図にある道とは違う新しく作られた道のようだ。

 通行止めの看板のある所から少し進むと、道が南方向へ向かっていたので、その辺りから尾根へ上がった。ほどなく南から上がってくる登山道と合流。北へ進むと、まだ新しい831四等三角点(馬山)に到着。そこからまもなく相波峠に着いた。

ウツギ
スイカズラ
ノコギリソウ

 相波峠の西側の道はササが茂っている。東側に道が続いている。北の尾根を上がった。そこからはササの薮であった。少し上がると道の分岐に出た。分岐の西側から平岩越へ道が通じているようだ。平岩越を通れば飯山まで近い。

 ササ薮の尾根を上がった。林の開けた所で南の山が見えるが、見通しは悪い。相波峠から1時間ほどで鬼ヶ城山に到着。山頂から40分ほどで稗原峠。峠から山道を東へ少し進むと北側への踏み跡がある。874四等三角点(稗原峠)の東を通り、踏み跡が終わると、ササ薮を少し登り875ピークに出る。そこから県境尾根の林の平坦地を通り、突然開けた所に出ると牧草地だった。冠山から寂地山へ続く尾根が見える。

 牧草地をイシキド峠に向かって進む。牛糞を撒いた牧草地は小バエが多い。東側の林道に進んで迂回した。牧草地にはカシワの大きな木がある。レンゲツツジの咲く丘に「冠高原のレンゲツツジの大群落」の石碑があった。

 牧草地の林道ををイシキド峠まで上がり、県境尾根を進むと834三等三角点(万草ヶ原)に出た。そこは冠高原スキー場の草原で、すぐ下が松の木峠である。 

コバンノキ
タツナミソウ
キンラン



地名考

 ハシガ谷の呼び名に近いアイヌ語に、ウグイスカグラとハシ(潅木)があるが、潅木の地名はアイヌ語に多い。ウグイスカグラのアイヌ語地名は、私の知る限りないようだ。アイヌ語の植物名と西中国山地の地名の呼び名が似ているものが割りと多い。以下に似ているものを挙げてみた。

○ハシガ谷
 has-kar-pet
 ハシ・カル・ペッ
 潅木を・取る・沢

○シンミチ谷
 asir-ru-pes-pet
 アシリ・ル・ペシ・ペッ
 新しい・峠道川

○相波 アイナミ
 aynu-oma-pet
 アイヌ・オマ・ペッ
 アイヌ・居る・川

●相波+シンミチ谷
 aynu-oma-asir-ru-pes-pet
 アイヌ・オマ・アシリ・ル・ペシ・ペッ
 アイヌ・居る・新しい・峠道川

 
○イシキド峠
 si-kito-us-nay-taor
 シ・キト・ウシ・ナイ・タオル
 本当の・ギョウジャニンニク・群生する・川の・高岸

○吉和地
 i-yo-chi-pa-sir
 イ・ヨ・チ・パ・シリ
 それ・多い・我ら・見つけた・山

○松の木峠
 nup-pa-utur-noski-oma-taor
 ヌプ・パ・ウツル・ノシキ・オマ・タオル
 野・の上手・の間・の真ん中・にある・高岸

 傍示峠 ボウジダオ
 nup-pa-utur-noski-oma-taor
 ヌプ・パ・ウツル・ノシキ・オマ・タオル
 野・の上手・の間・の真ん中・にある・高岸


○稗原峠 ヒエハラ峠
 chi-e-haru-us-nay-taor
 チ・エ・ハル・ウシ・ナイ・タオル
 我ら・食う・食料・多い・川の・高岸

ツタウルシ
ウラジロノキ
コジャノメ
サカハチチョウ
グミ


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カシミールデータ
総沿面距離15.0km
標高差541m

グミ

区間沿面距離
松の木峠
↓ 4.0km
林道終点(新五郎畑)
↓ 6.0km
相波峠
↓ 0.9km
鬼ヶ城山
↓ 4.1km
松の木峠
 

 
左から茅帽子山 ミノコシ峠 寂地山の山並
登路(青線は磁北線 薄茶は900m超 茶は1000m超)