山歩き

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十方山

 

薮ヶ迫山…内黒山…那須集落 2005/1/8
三段峡駐車場…柴木林道…薮ヶ迫山…内黒山…内黒峠…那須集落…恐羅漢公園線…柴木林道…三段峡駐車場

■薮ヶ迫山(ヤブガサコヤマ)1050.3m:広島県戸河内
■内黒山(ウチグロヤマ)1082m:広島県戸河内

柴木

三段峡ホテル

内黒山登山口
薮ヶ迫山
薮ヶ迫山頂上

 内黒山への径

 ブナ

内黒峠の避難小屋
内黒峠から那須集落へ
風小屋林道入口

那須集落

那須集落
県道・柴木線分岐

水田 旧内黒山登山口付近

7:45出発 雪 気温3度

8:00内黒山登山口
10:50薮ヶ迫山
柴木線入口

 雪が降っているが、寒くはない。三段峡入口手前の駐車場から林道柴木線に入る。電気柵があり、柴木集落全体を囲っている。15分ほどで内黒山登山口。スギとヒノキの植林帯を進む。入口付近に雪はないが、高度が増すにつれ、だんだんと雪が深くなる。足首まで埋まりはじめた高度700m付近で、カンジキを履いた。ノウサギの足跡が続いている。

ノウサギ

 登山道の南面ではカンジキを履いても膝下まで埋まる。二、三度踏み固めながら進む。北面は雪が締まっていて埋まることはない。登山道の南側に出ると、ガスの切れ間から薮ヶ迫山が現れた。林道と交差するとまもなく頂上。林道は頂上まで続いている。登山口から3時間ほどかかった。山頂に内黒雨量観測中継局のアンテナが立っている。頂上は1mほどの雪。吹き溜まりでは膝上まで埋まる。南側へ20mほど下って展望岩に上がった。ガスと雪で見通しはないが、内黒山と内黒峠への県道が見える。

薮ヶ迫山分岐

 薮ヶ迫山三等三角点の点名は宮里。道標は宮里山になっている。「地図上の内黒山の東、1050.3メートルの点称は<滝ヶ谷>である。この小さなピークに山名が必要ならば薮ヶ迫山がよいと思われる。薮ヶ迫はこの付近の地籍名であり、『国郡志御用につき下しらべ書出帳・戸河内村』に御建山として<薮ヶ迫山>と記されていることによる」(「西中国山地」桑原良敏)。

11:30内黒山
12:00内黒峠

内黒山分岐

 薮ヶ迫山手前から、サバノ頭へ向かう林道と内黒山への山径に分岐する。山径を進んだ。薮ヶ迫山から30分で内黒山。道標から50m入ると頂上だが、スギ林の中で見通しはない。内黒山は1082標高点。内黒山の南側へ少し下ってみたが、やはり展望はない。

キツネ?

 内黒峠へ降りた。キツネのような足跡が続いている。雪の中でブナが寒さに耐えている。30分で内黒峠。
 内黒峠からは雪とガスで展望が利かない。北側のサバノ頭手前の1058峰が見えるだけだった。峠には除雪車が止まっている。広島山岳会が1939年10月に建設した峠の避難小屋は雪の中にあった。

 「内黒峠は十方山から北へ丸子頭、彦八の頭、内黒山へと続く長い尾根の最低鞍部を越える九九〇メートル標高の峠である。この峠越えの道は戸河内より横川、田代、中之甲など奥山の山里へ通じる唯一の道であり、ふるい歴史を持った峠といえる」(「西中国山地」)。

内黒峠

13:45那須分岐
14:40県道
16:15三段峡

 内黒峠にあるライブカメラから、峠の雪の状態を確認できる。恐羅漢スキー場のホームページにある。内黒峠から十方山への縦走路を歩こうと思っていたのだが、雪がやわらくて時間がかかる。那須集落へ降りた。

内黒峠の
ライブカメラ

 峠から那須集落へ向かう電線に沿うヒノキとスギの樹林の中を降りた。雪面にボールを転がしたような跡があった。その先は掘った雪の穴へ消えていた。モグラかネズミだろうか。
 ところどころ雪でスギが倒れ、電線に引っかかっていた。

モグラ?
穴へ続く

 しばらく下ると石垣が植林帯の中にあらわれる。水田跡だ。随分と高い所まで水田を作っていたのだ。ウラオレ谷の台ケ原の水田跡より高いところにある。イタホシ谷の那須川を左に見て降りる。タヌキの足跡が雪道を横切っていた。
 林道に出て那須川に架かる津波橋を渡った。しばらく歩いてウラオレ谷へ出た。この時期、風小屋林道へ入る人がないのだろう。踏み跡がなかった。雪は20cmほど。ここでカンジキを外した。那須集落の入口のアジサイが芽を出していた。

タヌキ
アジサイの芽
マサキ

 那須集落を歩いていると、お年寄りが集会所へ集まっているところだった。「横川から来られたですか」と問われた。歩きながらお話を聞いた。家は二十数戸あるが、住んでいるのは7戸だという。昔は那須川の上流まで水田があったが、今は植林されてしまった。現在、水田を作っているは1軒だけ。柴木から那須へ嫁に来て、しばらく町へ出ていたのだが、那須が懐かしくて戻ってきたそうだ。昔は県道への径を上がって、柴木へ帰ったという。

 錆びた鉄の橋を渡って、那須川沿いに上がると吉和郷へ出る。ところどころ崩れているが、石垣の残る旧道である。県道へ上がるジグザグ径は途中で分岐する。上は県道、もう一つは横川への分岐を経て上本郷へ出る。

シャクナゲ

 お話を伺った県道へ上がった。ジグザグ径をしばらく上がると、雪で径が消えているが、上がって行けば間違いない。786標高の西を通り、ジャノクラキビレに出て、1時間ほどで恐羅漢公園線。ロードヒーティングで道に雪はないが、県道の両端には除雪した雪が積もっていた。恐羅漢からスキー帰りの車が追い越して行く。県道から柴木線に入ると、20cmほどの踏み跡のない雪が積もっていた。雪が強く降り出した。「水源の森」の標柱の背後には、ヒノキの若木が植林されていた。旧内黒山登山口の道標の横に水田がある。那須集落の水田も、こんな棚田が山深く続いていたのだろう。県道から1時間半で三段峡へ着いた。

「水源の森」




カシミールデータ
総沿面距離14.7km
標高差755m

区間沿面距離
三段峡
↓ 3.7km
薮ヶ迫山
↓ 0.7km
内黒山
↓ 0.7km
内黒峠
↓ 2.8km
那須集落分岐
↓ 0.8km
恐羅漢公園線
↓ 1.9km
柴木林道入口
↓ 4.1km
三段峡

 

林道柴木線入口 左 奥は三段峡入口

山中の電気柵 登山口手前
カンジキの跡

薮ヶ迫山南面

内黒峠方向 展望岩から

内黒山頂上

1058峰 内黒峠から

1166峰 内黒峠から
電線に倒れたスギ イタホシ谷

水田跡 イタホシ谷

那須集落入口

那須小学校跡

 恐羅漢公園線・那須分岐

ツガ
内黒山へ
那須集落
登路(黒線は緯線経線 間隔1分 WGS84 青線は磁北線)